北斎を覧る

北斎を覧る
上野の国立西洋美術館で開催の北斎とジャポニズム展を鑑賞。
常設展では撮影OKだけど、北斎の方は企画展だから撮影不可。
本物の北斎は初めて見て感激。 更に西欧美術にこれほどの影響を与えていたとは知らなかった。
川崎汽船の松方社長が、日本に本物の西欧美術を紹介する為の美術館を作る目的で、ヨーロッパで3,000点の美術品を買い集めていたが、①ロンドンの倉庫に保管していた1,000点が火事で焼失。
②第二次世界大戦前の恐慌で会社が傾いた時大量の美術品を換金。③第二次世界大戦勃発でフランス政府がフランスに残っていた美術品全部を敵方の財産として没収。総て無くなったが、戦後フランス政府が友好の証として日本政府に返して(寄贈)してくれたそうだ。
この松方コレクションを保管、展示する為に日本政府がこの西洋美術館を建設したらしい。
新しい発見が一杯の1日であった。