山中の食事処

山間にたたずむ古民家風の食事処「全生山」を訪れました。
勿論10日前に総勢６名１１：３０で予約して、早めの１１：００に到着。
家の周りを拝見していたら戸が開いて美しい上品な女将さん（？）が出てきて「どうぞお入り下さい。」と誘われるまま敷居をまたぐと、広い土間に３ｍ超の満開の桜が２本生けて有るではないですか。屋敷の中で花見が出来る！スケールに圧倒される。
土間の片隅には２穴のカマドが有り「うちの田んぼで無農薬で育てた稲をハザ掛け天日干しし当日精米した米をこのカマドで炊いております」由。
柱は直径１．５ｍの丸太や１ｍ角の角材など度肝を抜かれます。
ここで使われている木材は、自分の山から切り出した物だけ。
スケールの大きさに驚くけれども、全く気負いがなくただうっとりとしておりました。
今日は屋敷を見に来たわけではありません。
屋敷を見て回っていたら時間が経ち　チョット遅れて１２時頃から食事が出てきました。
非常に心がこもって､手が込んでいて　とにかく美味しい。
一品一品は上品に少なめに盛られているが、品数は多く、適度に間を置いて出てきて　おかげで最後まで美味しく戴きました。
同行した人たちも大満足。
昼夜各１組（５～１３人）しか取らないのでゆったり静かな食事が出来てこの値段！
どう見ても採算に合わないねえと言う声も出てきたりしてました。
私にとって６０余年、最高のロケーションと最高の日本食を味わった一日でした。