ウルトラマラソン

高知県四万十市と四万十町で開催される１００kmと６０kmのウルトラマラソン。
１００kmではスタート１３km地点から、１０kmで６００m登り１０kmで５００ｍ下る超難所が待っている。
とてもではないが、こんな地獄みたいなことはチャレンジする気さえしない。
そこで比較的高低差のない６０kmの部に出たのだが・・・
霧に包まれたスタート会場（写真）では号砲３０分前に晴れ上がってまるで初夏の様相。
それでもスタートから２０kmは足取りも軽く昨年以上の記録が期待できそうであった。
スタート地点で知り合った女性２人と抜きつ抜かれつ楽しく走っていたが、途中から付いていけず、中間地点を越えたあたりからどんどんしんどくなる。
名物沈下橋をはしゃぎながら渡っていたのはどこまでだったか。
気温はどんどん上がり、最高温度は２８℃。
給水所はしっかりしていて熱中症の心配は不要だが、はやり高温は体力を消耗する。
上り坂は歩き、平地と下りを走っていたが、段々平地でも走れない。
この様子だと門限（９時間３０分）も危なくなってきた。
日が落ちて段々暗くなり、やがて真っ暗な山道に、スタッフの用意してくれた車のライトを頼りに歩く、走るを繰り返す。
残り３kmになると元気が出てきてほぼ走ってゴール。
なんと９時間０７分の苦行であったが、沿道の応援に応えながら笑顔でゴール。
もう今年限りでウルトラマラソンは止めると心に誓ったが・・・